BC3ペア準優勝の有田正行選手(中央左)と一戸彩音選手(中央右)
それぞれランプオペレーターの有田千穂さん(左)、一戸賢司さん(右)と
パリパラリンピックへの最終予選となる「Coimbra 2024 World Boccia Paralympic Qualification Tournament」がポルトガル・コインブラにて開催され、現地時間3月27日(水)に全競技日程を終了。BC3ペア戦に出場した火ノ玉JAPAN(日本代表)の有田正行選手(株式会社電通デジタル)、一戸彩音選手(小平特別支援学校)が準優勝しました。
今大会のBC3ペア戦には10カ国がエントリーし、予選は2つのプールにそれぞれ5カ国が振り分けられ、総当たりで行われました。現地時間3月26日(火)に行われた準決勝ではプールAを無傷の4連勝で勝ち上がった強豪ギリシャに対して素晴らしい戦いを見せ、8-0で勝利し、決勝に進出。翌3月27日(水)に行われた英国との決勝では、前半2エンドで4点先取されながらも喰らいつき、最終スコアは2−4。惜しくも破れ、準優勝という結果となりましたが、手応えを得る決勝となりました。
同じくパリパラリンピックの出場枠を賭けて10カ国がエントリーし、2つのプールでの予選が行われたBC4ペア戦には火ノ玉JAPANの江崎駿選手(トランコム株式会社)、唐司あみ選手(東洋大学)が出場。ハンガリー、ブラジル、ポルトガル、マレーシアが同居するプールBに入った火ノ玉JAPANは、地元ポルトガルとの初戦を制しましたが、その後マレーシア、ブラジル、ハンガリーの前に惜しくも星を落とし、1勝3敗でグループラウンド敗退となりました。
今大会の結果、BC3ペア戦では火ノ玉JAPANが決勝進出の時点で今大会でパリパラリンピック出場枠が与えられる上位3位以内が確定し、日本が同クラスでのパリパラリンピック出場権を獲得しています。
なお、今後、国際ボッチャ競技連盟(BISFed)より個人ランキングに基づく推薦選手が公表される予定です。BISFedの発表も踏まえ、最終的な日本代表推薦選手は2024パリパラリンピック日本代表推薦選手選考基準に則り、選考し、今年1月に行われた第25回日本ボッチャ選手権大会終了後に1次発表した推薦内定選手に加え、2024年4月30日に2次発表を行う予定です。
火ノ玉JAPANチーム一同、パリに「つなぐ」戦いを無事終えることが出来ました。今大会も日本時間では深夜から明け方まで火ノ玉JAPANを応援して下さった皆さん、ありがとうございました。夏に行われるパリパラリンピックに向けて、チーム一丸となって引き続きチャレンジして参りますので、更なるご支援、ご声援をよろしくお願い致します。
≪日本代表チーム競技結果≫
■ペア戦
BC3:有田正行(株式会社電通デジタル)/一戸彩音選手(小平特別支援学校) 準優勝
BC4:江崎駿選手(トランコム株式会社)/唐司あみ(東洋大学) グループラウンド敗退
≪大会公式リザルト≫
https://worldboccia.io/event/127
≪日本代表選手団名簿≫
Coimbra 2024 World Boccia Paralympic Qualification Tournament日本代表選手団