2025年9月3日(水)から韓国・ソウルにて行われたSeoul 2025 World Boccia Cupの競技が全て終了し、昨日、火ノ玉JAPAN・日本代表選手団が帰国しました。
個人戦ではBC3女子・一戸彩音(ランプオペレーター=一戸賢司)、BC3男子・河本圭亮(ランプオペレーター=河本幸代)がそれぞれ金メダル、BC1女子の遠藤裕美が銀メダルを獲得し、勢いに乗った火ノ玉JAPAN。表彰台が期待された団体戦では、BC1/BC2チーム(遠藤、蛯沢、杉村)、BC3ペア(一戸、河本)がそれぞれ世界に挑みました。
BC1/BC2チーム戦は準決勝進出は全てアジア勢となり、火ノ玉JAPANもマレーシアに次ぎグループ2位で準決勝に進出。準決勝では好調インドネシアに3-15で敗戦。3位決定戦では地元・韓国に6-10で敗れ、惜しくも表彰台を逃す結果となりました。優勝したインドネシアは予選から決勝まで全試合で10得点以上という強さを見せました。遠藤選手は帰国後、「新しいチームでの戦いになりましたが3人での調整は合宿での1回のみだった中で予選を通過して最後まで試合をできたというのは来年の世界選手権に大きく繋がる結果なのかなと思う」と新チームでの手応えを語ってくれました。
個人戦金メダリストのペアで期待されたBC3ペア戦では、予選グループリーグでオーストラリア、ポーランドに敗れ、決勝トーナメント進出を逃しました。初めてペア戦でのキャプテンを務めた一戸選手は「どこまで引っ張っていくか自分の中で葛藤があったことがポーランド戦では顕著に出てしまって、攻めきれていない試合となってしまった。」と課題感を語りました。河本選手は「結果としては予選リーグ敗退となってしまったが、優勝したオーストラリア、準優勝のポーランドと1点差の試合を戦えたというところは大きな収穫。」と次に向けての手応えも語ってくれました。
来年、世界選手権が行われる韓国・ソウルで開催された今大会。出場した選手たちはそれぞれに手応えと収穫を得ることができたようです。
競技結果
【個人戦】
■BC1女子
・遠藤裕美(福島県ボッチャ協会) 🥈2位
■BC2女子
・蛯沢文子(NTTドコモソリューションズ株式会社) グループラウンド敗退
■BC2男子
・杉村英孝(TOKIOインカラミ) グループラウンド敗退
■BC3女子
・一戸彩音(株式会社スタイル・エッジ)/RO=一戸賢司 🥇優勝
■BC3男子
・河本圭亮(トランコム株式会社)/RO=河本幸代 🥇優勝
【団体戦】
■BC1/BC2チーム
・遠藤裕美/蛯沢文子/杉村英孝 4位
■BC3ペア
・一戸彩音(RO=一戸賢治)/河本圭亮(RO=河本幸代) グループラウンド敗退
大会公式リザルト:🔗https://worldboccia.io/event/283